先ほどヤフー記事をいつも通り目を通していました。オリンピックの明るい記事にこちらも嬉しくなります。
そしてこんな記事を発見しました。
体の外から光(近赤外線)を当て、事前に抗体と化学物質を付けたがん細胞を破壊するという新たながん治療の治験が始まる。米医薬ベンチャーと小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員らのチームが、今夏にも米国などで始める予定だ。なお、米食品医薬品局(FDA)はすでに承認ずみとのこと。これからがん患者を対象に、安全性や効果を調べていくそうだ。これは患者の負担が少なく、効率的な新しい治療法になる可能性がある。
計画によると、手術や放射線治療、抗がん剤などの治療法で治らなかった舌がん、咽頭(いんとう)がんなどの患者が対象。がん細胞だけが持つたんぱく質に結びつく性質がある「抗体」に、特定の波長の近赤外光を当てると化学反応を起こす化学物質を付けて患者に注射する。体外や口腔(こうくう)内から患部に近赤外光を照射すると化学反応が起き、がん細胞を破壊できる。なお、事前のマウスなどの実験で安全性と効果は確認ずみ。
治験ではまず、患者7~9人に化学反応を起こす物質を付けたがん抗体を注射し、安全性を確認する。次に、注射後の患者15~24人を対象に、患部に近赤外光を照射する。3カ月かけてがんの大きさの変化や副作用、当てる光の量による効果の違いなどを調べる。
近赤外光自体は体に害はなく、体表から5~10センチの深さまで届く。今月から米ミネソタ大や、FDAの承認が効果を持つオランダ・フローニンゲン大で患者の募集を始める。小林さんは「安全性が確認されれば、治療法が確立されていない希少がんを対象にした治験も検討したい」と話す。
2016年8月18日 yahoo記事より
これは素晴らしいですね。でも臨床試験まで3年。早まってくれることを祈るばかりです。