パクリタキセルの腹腔内投与をやってみて…副作用のまとめ

最近コメントを頂けるようになり、とても励みになります。
私が受けてきた治療法が皆様にお役に立てれば私も一緒に頑張れます。

今回はパクリタキセル腹腔内直接投与についての副作用などがどうだったか?という質問をいただきまして、コメント欄ですごく長くなってしまったのでこちらに場を移させていただきました!

先進医療 ポートによる抗がん剤腹腔内直接投与

長くなるかもしれませんが、思い出せる限り順を追って書いていきたいと思います。

2015年12月にナノナイフを受ける

2016年3月にナノナイフをやった病院の先生から手術を勧められ

2016年4月北海道大学病院にてDP-CARという手術に挑むも、腹膜播種が見つかり断念。

2016年5月31日北海道斗南病院にてポート埋め込みの手術

2016年6月3日 第一回目のパクリタキセル腹腔内投与、点滴にてフォルフィリノックス投与が始まる。

パクリタキセル⇒1週目、2週目、3週目投与。4週目お休みで1クール
フォルフィリノックス⇒1週目、3週目投与。2週目、4週目お休みで1クール

これを2クール行いましたs!白血球が少ない時は注射を打っていただき、スケジュール通りに投与を行いました。

毎回抗がん剤を投与する前に副作用を抑える薬を点滴して、いたので最初のうちはあまり副作用が出ていませんでした。

北海道の人は同じ治療を通いで行っていたので私も出来ると思い、孫も恋しかったので1クール目の2週目の投与が終わった次の日(6月11日~16日まで)に飛行機に乗って神奈川へ。6日間だけでもゆったり孫たちと遊んですごせればいいなと思っていたのですが、病院から離れると激しい副作用が…!!

6月13日の夜から何も食べても飲んでもおう吐の繰り返し。水も受け付けず、水を飲まなくても泡のようなものを一晩中吐いていました。そして14日に東京医科大学病院(ナノナイフを受けた病院です)に行って生理食塩水と栄養剤と吐き気止めの点滴をしていただきました。その後も少しはおう吐があったのですが、なんとかおさまって、15日はおかゆを少し食べ、16日に何とか羽田まで送ってもらい一人で北海道に帰りました。

(他の方々はすぐに副作用が来るみたいなのですが私は副作用が遅れてくるタイプのようです。)

なのでそれからは怖くて北海道を離れられなくなってしまいました。

飲み薬の吐き気止めはあまり効かなかったのですが、点滴ですと良く効き、そのあとは吐かずに17日投与も無事に済み1クール終了しました。そして、27日くらいに腫瘍マーカーを取りました。

その結果はというと…

前回5月に取った時よりも100くらい増えていたΣ(゚д゚lll)ガーン

しかし先生は抗がん剤が効いてくるのが遅い人もいるということであと1クールはやるという決断をされました。そして7月1日から3週間続けて抗がん剤を投与。

7月16日に2クールすべて終了!

21日にCTや腫瘍マーカーを取り26日日に主治医からの話がありました。

結果はやはり、フォルフィリノックスは効いていないそうです。すい臓のがんが腹腔動脈の方に伸びてきていたのです。そして腫瘍マーカーもまた上がっていました。

パクリタキセルを投与している腹膜はCTを見る限りでは進行していないという判断でした。

フォルフィリノックス+パクリタキセルの副作用は?

私の場合です。ほんとに人それぞれ出るので一概には言えません。また7月の終わりの方からは抗がん剤の副作用なのか、腸閉塞のせいなのか・・・どちらのせいかと判断つけられないおう吐が何回かありました。

  • 吐き気(ひどいときはおう吐)
  • 倦怠感
  • 味覚障害(食べたもの全部なんとなく苦く感じる)
  • 口内炎(これもかなりひどいです。大きいものが3ついっぺんにでき、ニンジンジュースもしみて飲めませんでした)
  • 腰痛(白血球を増やす注射のせいかもしれません)
  • 発熱
  • 手のしびれ

不思議なことに脱毛はなく髪の毛はおしゃれショートくらいに伸びてきてました。

これだけ副作用があっても調子が良い時(家族が来てくれた時)などは円山動物園に行ったりアウトレットに行ったりしました。
体力を落としてはいけないと思い頑張って動きました。

ジェムザール+パクリタキセルの副作用は?

7月16日に最後のフォルフィリノックスをやってから腸閉塞もあったので間は空きましたが8月12日から抗がん剤投与を再開しました。

フォルフィリノックスが効かなかったので点滴の方はジェムザールに戻すことに…体調を見ながらやることになりました。

8月12日投与済み、9月2日投与済み、そして明日9月16日投与予定、3回1クールやって神奈川に帰ります。

ジェムザールは投与してから3日目くらいから5日目くらいまでベッドから動くのが億劫なくらいの倦怠感が襲ってきますがおう吐などはなく、また、副作用がない時は主人が間借りしてるアパートまで往復40分くらい歩いて行ったり出来ています。

ただせっかく生えてきた髪の毛はジェムザールにしてからまた全て抜けてしまいました(;_:)せっかく昆布のカラー剤で染めたのに…

投与した量や、腫瘍マーカーの数値が載った紙を探したのですがモルヒネをやっていたりでちょっと探しても出てこないのでまた見つかり次第更新します♪

明日の抗がん剤頑張るぞ~!!

大変長くなりましたが読んでくださりありがとうございました!!

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コメント

  1. くぅちゃんママ より:

    さくらさん
    丁寧な説明ありがとうございました。私は、兵庫県にすんでて兵庫医科大学病院で腹腔のお願いをしましたが、膵臓はしていないと断られました。さくらさんはどうやって北海道の病院をさがされたのですか?
    わたしの場合膵頭部の癌の手術をして再発し、腹膜播種になりました。腹膜播種が原因で腸が腫れたり、癒着して逆流し胆管炎を繰り返し困っています。今は、名古屋大学病院にといあわせようかと思っています。さくらさんの様子を拝見すると結構大変な治療のようですね。迷っています。関西では、すい臓がんに対して腹腔の治療をしている病院があまりないようです。さくらさんがどのように病院をさがされたか
    教えてください。私のばあいすい臓の手術をして10キロやせ、体力がなくなってしまいました。入院して腹腔の治療に耐えうる体力があるか自信はありません。ただ腹膜播種の治療としてはこの方法しかないのではとも思っています。
     

    • sakura より:

      くぅちゃんママ様
      一度手術をされていたのですね。さぞ大変な思いをされたかと思います。私も摘出手術をしようと試みたのですが、腹膜播種がみつかり摘出しなかったのですが開腹しただけでも痛くて痛くて、麻酔がきれて気持ち悪くて・・・息子は手術を目指して色いろ探してくれておりますが、例えもしもう一回手術するかと言われてもあの苦しみをまた味わうと思うと・・・考えてしまいます。
      話が逸れてしまいましたね。私は東京医科大学病院で手術を勧められたのですが、その病院ではナノナイフを治験で受けたため他の病院じゃないと手術が出来ないと言われ、主治医のつてて北大を紹介されました。
      北大で開腹して腹膜播種が見つかった時にパクリタキセルの腹腔内投与を勧められ、北大みたいな大きな病院では出来ないといわれ、そこでまた主治医のつてで斗南病院にたどり着きました。
      今思うと本当に運が良かったと思います。他の方のブログを見ていてもなかなか次の治療にたどり着けないいようですね。もちろん北海道という遠いところで家族と離れて治療を受けるのは勇気がいりましたが、何もしてないよりは気持ちが楽な気がします。フォルフィリノックスが効いてないと分かった時はさすがに落ち込みましたが、それでもまだジュムザールが効いているようなのでなんとか気持ちを奮い立たせて今に至っております。腹膜播種というのは本当に厄介な病気ですよね。次から次へといろいろな症状が出てきて。私も腹膜播種が分かってからたくさん調べてみてやはり、腹腔内投与が一番の治療法だと思って受けています。
      名古屋大学病院は特に最先端の治療をやっているようですね。またすい臓がんの新たな治験もある・・・みたいなことを息子が言っておりました。くぅちゃんママ様が次の治療を安心して受けられるような先生に早く出会われることを本当に本当に本当に祈っております!!私も引き続き調べてみますね。また、次の病院で受ける動注療法のことも発信していきます!お互い頑張りましょう!! さくら